コクヨ株式会社は、社会的課題解決を主目的としたボランティア団体や法人等を対象としたソーシャルアクション支援Webサービス『Sactown(サクタウン)』を開発し、一部サービスを先行して、2010年11月22日から提供を開始している。
今回提供される『Sactown』は、クラウドコンピューティング技術を活用して、ボランティア団体や法人等といった組織の運営課題を、包括Webソリューションで支援することをコンセプトに同社が開発したもの。
具体的には、「団体向けサービス(ボランティア団体や法人等向けに、団体活動を統合し管理するWebツール“コミュニティオフィス”が提供される。)」、「生活者向けサービス(生活者向けに、主として“ボランティア活動検索”や“ボランティア同士のコミュニケーション”を支援するSNS(ソーシャルネットワークサービス)が提供される。)」、「行政/企業向けサービス(自治体等の地域活性化事業や企業のCSR活動等へ団体検索やプロモーション支援サービスが提供される。)」の3つのサービス領域において、社会貢献活動を支援するとのこと。
今回、『Sactown』のサービス検証を目的に、「団体向けサービス」と、「生活者向けサービス」の利用を、2011年10月末までの期間限定で無料開放し、以後は、「団体向けサービス」コミュニティオフィスのみを、有料サービスに移行予定。その際、基本料金は、(消費税込)4,200円/月額・1団体ユーザーアカウント(初期費用不要)が予定されている。
個人が尊重され、自己責任が声高に叫ばれる傾向にある社会では、社会参加がままならないといったデメリットが存在するようだ。旗を立てることの意味を考える上で、方向性はともかくも、これからの市民活動の意義を見いだせれば設立は「やってよかった」となるのだろう。
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