インターンシップは必ずしなければいけないもの?
海外では日本よりもインターンシップの活動が盛んです。卒業を間近に控えた学生のほとんどが、就職活動のひとつとしてインターンシップを行っています。また、企業も不景気に対応できる人材開発としてインターンシップに力を入れています。
しかし、企業の中にも「インターンシップを必ずしなくちゃいけないの?」「良い人材を集める一番の近道は?」という相談もあります。この問いに対して、以下のような答えが返されています。
インターンシップは「win-win」のプログラム
インターンシップは大学の教育課程として必要なものではありませんが、より良いキャリアを築こうとしている学生がよく行うものです。大抵の学校は、インターンシップの情報を就職サポートを行っている事務所で管理しています。企業がインターンシップを導入する上で一番簡単なのは、その事務所を訪ね、コンタクトをとることです。
インターンシップを成功に終わらせる秘訣は、企業側でも目標や計画を立てることです。目標を明確化し、それにそってインターンシッププログラムの計画を立てることは、やる気のある生徒や専門分野の知識をしっかり身に付けている学生の発見に繋がりますし、そのことからさらに、より広い視野で人材開発を行えるようになります。
インターンシップを通して給与を出すことができるのかも考える必要があります。現在たくさんの学生が、学費の支払いのために学校へ行く傍ら働かなくてはいけない状況になっています。定期的に支払う給与ではなく、奨学金のようなものでも、何か見返りがあれば、多くの学生の興味をひくことができます。
企業にとって、インターンシップは「win-win」の関係を築くことができるものです。しかし、学生がビジネスを学び、会社がどうやって成り立っているのかを学びに来ているということを意識することが大事です。学生は決して、積み上げられたタスクをこなしに企業に来ているわけではありません。
会社内で運営されているシステムの仕組みや、企業の背景など、学生の質問に備えて予め答えを用意しておくことも必要です。インターンシップを通して人材開発をきちんと行えるかは、学生と企業、双方の取り組み方次第と言えます。
監督者とインターンの間で、少なくとも週に1回のミーティングを持つことが理想的です。そうすることで学生の意見を汲み取り、インターンシップのスケジュールを組みやすくなります。定期的に学生の意見に耳を傾け彼らがよりインターンの仕事に取り組みやすくなるように配慮することも大事です。監督者は、インターンが自分以外の人間ともスムーズに仕事に取り組めているか、見る必要があります。
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