
株式会社エンカレッジは、一般学生、就職活動の進め方が分からない学生、コミュニケーションが苦手な学生、障害学生、難病学生などが、大学や就職支援機関の伴走支援を受けながら、企業につながっていくICTプラットフォーム「Boosterキャリア」を開発し、リリースした。
このサービスにより、今までは上手く社会につながりにくかった学生や求職者が、支援を受けながら社会につながるようになる。
一方で、企業側も、そういった学生が応募してきても、強みや配慮事項を理解できず、上手く採用につなげられない。
また、採用しても早々に離職につながる可能性がある。ここでも大学や就職支援機関がBoosterキャリア上で学生・求職者の強みを伝えたり、適切なコーディネートを行ったりすることで、採用のマッチング率を上げることが出来るようになる。
学生・求職者のメリット
システム上で、履歴書&振り返りや求人応募を一括管理しながら、大学や支援機関からのアドバイスを受けることができる。また大学や支援機関を通して企業への求人応募、インターン応募なども可能になる。
大学のメリット
大学からみると、多様な学生に対して、学内組織同士、または外部の支援機関や企業と連携をしながら学生のニーズに応じた支援を行うことができるため、在学中から卒業後まで継続した支援が可能になる。
支援機関のメリット
就職支援機関(キャリア支援、障害者支援、難病支援、行政機関など)からみると、学生や求職者の就職活動を伴走支援しながら、大学と情報共有したり、企業とのマッチングをしたりする就職支援エンジンとして活用できる。
企業のメリット
学生や求職者の強みや配慮事項といった情報が第三者の推薦とともに手に入るので安心して採用を目指せる。また、大学や支援機関を限定して求人を公開することもできるため、自社に合う人材が採用しやすくなる。
価格は、学生は在学中、卒業後関わらず完全無料。大学や支援機関は、学生や求職者を支援するツールとして、少人数を支援する場合は無料で使えるが、支援する学生数や求職者数が5人以上になると、15,000円~/月(オープニング価格)の利用料が発生する仕組み。
企業は、つながる大学や支援機関が少数の場合は無料だが、つながる大学や支援機関数が4カ所以上になると利用料(20,000円/月(オープニング価格)、または採用による成果報酬(30万円)が発生する仕組みになっている。
(慶尾六郎)