
楽天株式会社は、運営するクチコミ就職情報サイト「楽天みん就」において、2020年卒業予定の学生を対象に調査した「新卒就職人気企業ランキング」の総合トップ200社を発表した。
味の素が初の首位を獲得
今年の総合ランキングでは、味の素、伊藤忠商事、NTTデータがトップ3となった。
いずれの企業も毎年上位にランクインしているが、味の素が1位を獲得したのは、2011年にランキングを開始して以来初となる。
また、味の素を含む食品・飲料メーカーのうち19社がトップ100にランクインし、業界全体としても高い人気を集めた。
同業界の企業を選んだ学生の志望理由には、「福利厚生がしっかりしている」など働く環境に関する回答が多く、安定志向の学生に支持されることで例年以上に人気を獲得したことがうかがえる。
約9割の学生が1日以上のインターンシップに参加
またインターンシップへの参加状況とその時期を聞いたところ、約9割の学生が「1日以上のインターンシップに参加した(する予定)」と回答している。
インターンシップに参加した(する予定)時期は、2019年卒で最も多かった「2月」を押しのけ、「8月」が最も多く、次いで「9月」となっている。2021年卒以降の就活ルール見直しを受けて、採用活動が早期化している傾向が見られる。(慶尾六郎)