
文京学院大学は、2月10日から15日の6日間にわたり、日本を代表する能楽の流派である“宝生流”を継承する公益社団法人宝生会の協力のもと、同学学生のインターンシップを実施した。
学生はインターンシップを通して、日本が世界に誇る文化である「能楽」について学び、実際に体験することで理解を深めた。
日本の魅力を世界に発信することの出来る学生の育成が目的
同学では、衰退傾向にある日本の伝統文化の復興・発展に寄与すべく、伝統文化分野で学生のフィールドワークやインターンシップを教育プログラムに組み入れている。
今年度からは、新たに日本の伝統芸能である「能楽」分野でのインターシップを開始。日本を代表する最古の文化である「能楽」について学ぶことで、日本の魅力を世界に発信することの出来る広い視野をもった学生の育成を目的としている。
今回は、2020年4月から第4回目のプログラムが開講する「新・文明の旅」プログラム履修予定者の内10名が参加した。
インターンシップのプログラムは、全6日間で構成されており、能楽や日本の芸能史に関する講座はもちろん、公演の宣伝営業をはじめ、興行を成功させる方法や劇場運営の実情について学んだ。
また、本物の能舞台を使用しての能楽師による稽古・能面体験、公演のスタッフとして運営に関わることで、座学だけではなく実際に自ら能楽に触れ合い、学びを深めた。 (慶尾六郎)