
株式会社学情は、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施。今回は、「内々定の獲得状況」をテーマに、調査した。
3月中の内々定出しを急いだ企業が多かったのが要因か
それによると、2025年3月末時点の内々定獲得率は「69.7%」となった。
前年4月末時点の70.1%に迫る値で、2025年卒より1カ月早いペースだ。
ルール上、就活が本格的にスタートする3月1日の採用広報解禁を受けて、内々定出しが一気に加速した。人材獲得競争の激化で、3月中の内々定出しを急いだ企業が多かったのが要因と、学情では見ている。
文理別でみると、理系が前月比+24.7ポイントの急増で、8割超えの「82.8%」になった。
前年同時期より19.4ポイント高いだけでなく、前年4月末時点の74.7%をも8.1ポイント上回った。3月になって、大学の研究室等の推薦による内々定が一挙に出たようだ。文系も「63.3%」と、6割を超えた。
■調査概要
・調査期間:2025年3月25日~3月31日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
・有効回答数:387件
・調査方法:インターネットでのアンケート調査
(坂土直隆)