
株式会社学情は、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、最新の「内々定の獲得状況」について、インターネットアンケートを実施した。
企業の内々定出しの早期化を象徴する高率に
それによると、2026年卒学生の5月度の内々定率(4月末段階)は、「74.9%」だった。
前月比+5.2ポイントの伸びで、前年同時期より4.8ポイント高い値となっている。採用広報解禁の3月1日から2カ月で、4人中3人が内々定を獲得しており、企業の内々定出しの早期化を象徴する高率となった。
また、文理別では、文系が前月比+7.5ポイント増の「70.8%」で7割に達した。一方、理系は「83.0%」で、前年同時期より8.3ポイントも高い数値が、前月からは+0.2ポイントの微増でいったん頭打ちの状況だ。
学情では、理系の早期内々定は3月までにほぼ出尽くし、4月以降の本選考が本格化している局面にあるようだと分析している。
■調査概要
・調査期間:2025年4月24日~2025年4月30日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
・有効回答数:253件
・調査方法:インターネットでのアンケート調査
(坂土直隆)