外国人観光客のために中国人のインターンを雇う
アメリカ、イリノイ州を訪れる外国人観光客が増える一方で、ラサールという町では、海外からの観光客を引きつけるユニークな機会を設けるため、中国人の大卒生を雇う予定なのだそうです。
主な仕事は出版物の翻訳 その後マーケティングも
キャシー・カステヴェンスさんは、現地のStarved Rock Lodgeという宿泊施設でマーケティングを担当するディレクターをする傍ら、ラサール観光協会の会長も務めています。
彼女は、ジェーンという愛称で呼ばれている中国人のガオさんを雇いました。ガオさんはパデュー大学出身で、観光・接客業の分野で博士号を取得しようとしていました。そんな折、友達と一緒にラサールを訪問し、今回の縁ができたのだと言います。
カステヴェンスさんによれば、ガオさんの仕事は今後ラサール観光の需要を見ながら調節されると言うことで、可能性は無限にあると話します。仕事の候補には、例えば地元観光業の発行物を、中国語や日本語に翻訳するというものも含まれているそうです。
しかし、カステヴェンスさんが重点を置いて話したのは、ターゲットの明確化です。
「彼女には我々がどこに対してラサールを売り込めばよいのか、という答えを見つけ出してほしいと思っています。今回の投資に対する見返りを確かめたいんです。」
インターンシップをめぐる経済事情
今回の投資には、ガオさんに対する支払も含まれています。彼女の宿泊費、飲食代、移動にかかるガソリン代などです。
ボブ・ナヴァッロさんは、文化遺産の観光路を管理したり、訪問者を案内したりする組織を率いています。彼が言うには、今回のガオさんのような、インターンシップの費用を、奨学金でまかなえる可能性があるそうです。
また、ガオさんの仕事には、国際的な訪問客に対するマーケティングプランを練ることも考えられると話します。国際的な観光客にとって、ラサールが魅力的な町だからです。
「観光客は、我々の地元文化を楽しみたいと思うだろうし、ワイン製造所も見てみたいと思うだろうね。食べ物がどこから来てるかも知りたがるだろうし…とにかく彼らは地元のことが知りたいんだよ。」
カステヴェンスさんは、ガオさんのような仕事がインターンシップとしてこれからも常時用意されれば、双方に利益があるかもしれないと話します。
「そうしたら、非常に影響力の強い利益となるかもしれませんね。」
と、彼女は言いました。

LA SALLE COUNTY: Chinese intern may expand effort to draw foreign tourists
http://mywebtimes.com/archives/ottawa/display.php?id=400143