ボランティア活動は武器
ボランティア活動をする人は、しない人に比べて、長生きであり、うつになる確率が低く、さらには心臓病の発生率も低い。その一因は、ボランティア活動が老化に伴って起こる身体的、社会的、精神的衰えに対する重要な盾を提供してくれるからである。
実際に、若い人よりも50歳以上のアメリカ人が、ボランティア活動から、自尊心、充実感、健康など、多くを吸収しているという。
シニアをなめたらいかんぜよ
よいことは、本人たちだけに起きているのではない。アメリカのシニアボランティアは現在、ボランティア人口においてかつてないほどの高い割合を示しており、その職務に関しても、学歴、経験、気力ともに、これまでにない水準に達している。
2007年の連邦調査によると、シニアボランティアのメンバーが高度な技術を要する仕事をこなしてきたことで、それまでのボランティアの能力概念が覆され、非営利団体の能力、効率を引き上げたとされている。
まさにこれは、シニアボランティア革命!インターネットの普及も手伝って、おじちゃんおばあちゃんたちの情熱と地域社会のニーズが、これまでよりもずっと簡単にマッチするようにもなってきた。
おじいちゃん、おばあちゃん、かっこいい!
もう一つ、シニアボランティアたちがこの世界で革命を起こしていることがあるー孫も含めた、若い人たちにとっての模範となることだ。彼らが持てる技術を利用して社会に貢献している姿は、厳しい就職状況の中でもがく若い人々のための指標となっている。
若いボランティアたちは、厳しい状況のなか、シニアボランティアと出会い、共に活動することで、新しい技術を磨き、新たな職種に挑戦し、さらに有利な就職への人脈やコネを作ることができると気づき始めているのだ。
日本に比べて高齢者人口は少ないとは言え、見習いたいこのポジティブさ。不況の世の中を照らすのは、シニアボランティアたちのシルバーな光!?
grandparents.com: なぜボランティアをするべきか(英語)