
研究内容をもとに優秀な理系学生をスカウトできる新卒採用サービス『LabBase(ラボベース)』を提供している株式会社POLは、1,104名の22卒理系大学院生を対象に就職活動に関するアンケート調査を実施した。
理系院生の67.1%が推薦制度の利用を検討
まず、推薦の利用意向を聞いた。その結果、推薦制度について、「利用するか迷い中」「利用した、利用するつもり」と回答した人の合計は、全体の67.1%となった。
この結果から半数以上の学生が推薦制度の利用について検討していることがわかる。
コロナで就活早期化。40.9%の学生は11月時点で本選考にエントリー
就職活動を始めた時期について聞いた。その結果、修士1年の6月以前に就職活動を開始した割合は、21卒では46.3%であったのに対し、22卒では60.6%に増加した。
この結果について、POLではコロナ下で先行きが見えない就職活動への不安が現れているのではないかと考えられると分析している。
また11月時点で就職活動を開始していない割合も21卒と比べると少なくなっており、就職活動開始時期の早期化が進んでいることがわかる。
《調査概要》
調査期間:2020年11月8日〜15日、
有効回答:1,104件
コロナウイルスの感染拡大やジョブ型採用の普及、トヨタ自動車の推薦全廃など変化の大きい理系就活における学生の動向をまとめた。 (慶尾六郎)