インターンシップに犠牲はつきもの
すべての企業が支払に応じてくれればとても素敵です。就職に悩む若者の悩みもあっという間に解消します。有給のインターンシップが増えれば、それだけ競争も緩和されます。企業はインターンに投資している分、もっと的確に仕事を評価しようと考えるようになるでしょう。
学校の単位も、経験するからこそ与えられるものです。しかし、単位は週末の遊びにかかる費用を工面してくれるものではありません。
学生が求めているのは、完ぺきなインターンシップです。コーヒーの買い出しに行く必要がなかったり、コピーのような雑用に1日費やす必要がなかったり。しかし、現実的には、インターンは何かを犠牲にささげなくてはいけません。
インターンシップの世界に、完ぺきなどありません。この厳しい経済状況の中、雇用市場に入った学生は、何かを犠牲にしなければ、生き延びることができません。
完璧なインターンシップがないからこそ
有給のインターンシップの実現は、まだまだ遠いかもしれません。それどころか、インターンシップは、残業が重なる無給のもので、将来の正規雇用さえはっきりしないものかもしれません。
インターンシップにこれから取り組む学生は、前年の卒業生の経験から、そのことをよく分かっているでしょう。悪夢のような経験談も耳に入ってくるでしょうし、卒業後いまだに仕事を探せず、実家で過ごさなければいけない先輩の話も珍しくないはずです。
問題は、当面の収入だけでなく、2重の悩みの種をインターンが抱えていることです。経験の欠如は、収入の減少につながります。
しかし、更に、大学卒業生は平均8万ドル(日本円でおよそ720万円)の学資ローンを抱えています。収入がないということは、負債を返す手立てがないことを意味します。
しっかりと企業と向き合うことは難しいことでしょう。自分の理想に反した行動をすることは、正気ではないかもしれません。
しかし、インターンシップ先の企業は、もしかしたら、これから希望する職種でのキャリア構築の手助けをしてくれるかもしれません。それは、ほかの求職者より、一歩抜きん出るチャンスです。
チャンスを生むには、インターンシップのすべてに同意しないことです。実際の仕事を見ることで、企業をもっと理解することができます。何より、就職活動中の学生に求められているのは、柔軟性です。
いずれにせよ、現実世界に足を踏み出さねばなりません。欲しいものが必ずすべて手に入るわけではないという規約に、いやおうなしに同意しなければいけなくなるのです。
大学で学んだ分野のインターンシップに応募することは、例えば、夏にアルバイトをして、ほかの成功した友達の仕事が終わるのを待って無駄に過ごすよりずっと有意義です。
インターンシップに付随する利益や将来の発展につながるチャンスを見過ごして、後回しにすることは、今後もう止めましょう。良いインターンシップほど、早くなくなるため、前もって準備を行っておくことです。

Sacrifices must be made to land internships
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