
株式会社アクセスグループ・ホールディングスの事業子会社で、採用広報事業を展開する株式会社アクセスヒューマネクストは、動画をもとに学生をスカウトするダイレクトリクルーティングアプリ『SCOUT』を6月1日にリリースする。
大きな転換期を迎えている就職活動
新卒採用を取り巻く環境は、依然として超売り手市場が継続し、これまで主流であった就職情報サイトへの掲載やイベントへの出展、新卒紹介等による採用活動のみでは、採用予定人数を十分に確保できない企業が増加している。
また、新卒入社から3年以内に3割の社員が離職し、せっかく採用予算をかけても、無駄になってしまうケースもある。
他方、学生にとっても、大学3年時点でインターンシップに参加する流れが加速し、さらに内定を得ても納得が行くまで就職活動を継続する学生も多いことから、結果的に長期化する傾向になっており、学業や部活動等への影響も懸念されている状況にある。
こうした中、日本経団連と大学が就職活動の通年化に向けた合意をするなど、就職活動は大きな転換期を迎えている。
学生生活への影響を減らし、学生と企業とのミスマッチを防ぐとともに、採用する企業側にとっても費用対効果のある採用手法を確立することが、大きなテーマとなっている。
学生が登録する動画を閲覧し、企業が直接オファー
同社では、このような課題を解決する1つの手法として、学生が登録する動画を閲覧し、企業が直接オファーできるダイレクトリクルーティングアプリ『SCOUT』を開発し、6月1日よりリリースする。
『SCOUT』の特色は、①学生が自己PR動画を作成し、企業が閲覧してオファー、②企業が学生の様子を事前に確認、③採用活動期間中は原則「無料」の料金体系、など。 (慶尾六郎)