婚姻記録は家系図調査にとって貴重な資料
スティーブ・バートンさんは、末日聖徒イエス・キリスト教会を後援に持つ組織、Family Searchに所属しています。彼によれば、このような婚姻記録は、非常に貴重な資料となるそうです。
この資料なしで祖先の情報を探すことは、「干し草の大きな山から1本の針を探し出すようなものだ」と、彼は話します。 反対にこの資料があれば、「小さな情報ではあるものの、これらの情報をうまく組み合わせれば、大きな物語を構築することができる」と、言います。
3年越しのプロジェクト
学会の中心メンバーである5人は、3年間苦労して、1975年までの婚姻記録をデータベース化しました。情報は電子化され、その情報の筆頭には、ベンジャミンさんの1850年の婚姻記録が残されています。
ブルーチャートさんによれば、このプロジェクトに費やした時間は、合計500時間だったそうです。このプロジェクトはボランティアの協力によって成し遂げられ、群からも一切費用を必要としなかったとトゥーターさんが説明します。
「学会メンバーのプロジェクトに対する、独創心あふれる真摯な姿勢がなければ、このプロジェクトは成し得なかったでしょう。」
そこに記載されているのは、家族の名前だから
個人情報保護法によって、記載されている最初の名前と、最後の姓のみが公開できるようになりました。しかし、一部の系譜学者に言わせれば、それだけの情報でも、家系図調査を進展させることは可能なのだそうです。
いつかはインターネットでもこの情報を公開したいとトゥーターさんは胸を膨らませます。
「この情報を公開できることに、感動しています。」
と、ブルーチャートさんは話します。ブルーチャートさんや、ほかの系譜学者に言わせれば、そこに掲載されている名前は、統計データ以上の価値を秘めています。
「それは家族なんです。」
と、彼女は言いました。
原文: JENNIFER HUFFMAN (翻訳: Miyuki.T)

原文: Volunteers bring to light Napa marriages from 1850 forward (Napa Valley Register)
http://www.napavalleyregister.com/news/local/article_13c2f098-565f-11df-bd7e-001cc4c002e0.html